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甲斐です。

 

今回はコピーライティングとマーケティングのスキルを向上するのに

一役買ってくれる購買心理学の書籍を取り上げていきたいと思います。

 

著者は価格リサーチの専門家、

リー・コールドウェル氏。

 

顧客が商品を見たときに受ける印象や、

僅かな違いで購入する価格帯が変化することを

購買心理学と行動経済学の観点から解いた良書です。

 

価格の心理学−なぜ、カフェのコーヒーは高いと思わないのか(リー・コールドウェル)レビュー

 

「価格の心理学」は商品の価格を設定する際に

顧客が商品を目にした際に受ける心理的な印象を

商品の値上げ、値下げに取り入れる方法と、その重要性を説いた書籍です。

 

そして、その結果どう業績が改善されるのか、を学ぶことができます。

 

ビジネスに顧客心理を活かす方法を一冊にまとめた、という感じですね。

 

著者のリー・コールドウェル氏によると、

本書に書かれている数々の方法を取り入れた結果、

ソフトウェア企業では売り上げが200%以上増加し、

市場環境が厳しい雑誌社では10%程度増加したそうです。

 

それぞれ数字の変動には大きな差はありますが、

いずれも「心理学」を取り入れたことによって業績が改善されています。

 

つまり、本書はネットビジネスに限らず、

ありとあらゆるビジネスの価格戦略を見直すキッカケを作り、

大なり小なり利益をプラスに持っていけるような、

幅広い顧客心理を学べる内容というわけです。

 

もちろん、顧客心理を学ぶ以外にも、

コピーライティングやマーケティングの勉強にもなります。

 

むしろ、「価格の心理学」は一般的な心理学書というよりかは、

ビジネスのマーケティング本という位置付けの方が正しいかもしれません。

 

ポジショニングと価格設定、原価に基づく試算、セグメント毎の価格設定、

フリー戦略、アップセリング、マーケットでの価格戦略、など、

単純にマーケティングに関する話の方が多いですからね。

 

一応、顧客心理の読み方や、アンカリング効果など、

心理学的な内容の話もありますが、、、。

 

心理学書か、マーケティング本か、

その辺はちょっと曖昧ですね。

 

まぁいずれにしても心理学を学びたい人が読んでも、

マーケティングを学びたい人が読んでも双方楽しめる内容なので、

どちらにもオススメできるかな、と思います。笑

 

価格の心理学に学ぶ価格設定7つの原則

 

価格の心理学はこの類の書籍としては珍しいフィクションです。

 

架空の飲み物「チョコレートポット」を主な題材に、

主人公がその開発から価格設定を行い、実際に販売に至るまでの過程や、

事業を拡大するため競合との差別化を図ったりするのが大筋の内容ですが、

それら全編通して、一企業の価格戦略が物語調に仕上げられている書籍です。

 

実際の企業事例を参考に手掛けられているので、

極めて現実的なフィクションなのですが、

それでも好みは分かれる点かな、と思います。

 

まぁキャラクターが濃いわけでもなく、

あくまで読み手の代弁者としての役割を担っている程度で、

そこまで気にするほどのことでもないのですが、

理詰めの教科書のようなものを望んでいるのであれば、

少し想像している内容とは違うかもしれません。

 

ちなみに、私の場合はそれなりに楽しんで読めました。

 

若干フィクションが入っているという以外は、

各章のパート毎に手順よく解説されていますし、

分かりやすく、すぐに役立てやすい構成だと思います。

 

各章の最後に用意されている実践パートでは、

実際にその章で学んだことを応用するワーク形式になっているので、

下手な心理学書やマーケティング本よりも実用的ですね。

 

あと、価格の心理学では、

価格設定の際に7つの原則を設けています。

 

1.価格は企業の費用ではなく顧客にとっての価値を判断基準にする

2.価格は顧客が何に対してどれだけ支払うのかはっきりわかるようにする

3.価格は企業が調整できる条件ごとに比較できるようにする

4.価格を変更するときは商品やサービスの再構築が必要である

5.価格の差別化は利益を大きく左右する

6.価格から伝わるメッセージによって顧客の価値意識は変化する

7.利益を拡大するためには売り上げの低下も覚悟しなければならない

 

上記の7つの原則は誰が見ても重要だと分かるものばかりですが、

本書を読むことでそれぞれの原則を最大限に活かす方法が学べるので、

個人的にはそこが本書を読んで”一番大きな収穫だった”と感じています。

 

なんとなく頭の中で重要性を分かっていても

実践で活かすことができなければ、意味はないと思いますから。

 

もしも、「価格」という一つの要素だけで、

財布の紐を緩ませるテクニックを学んでみたいなら、

一読する価値のある一冊だと思います。

 

本体価格1600円(税抜き)ですので、

興味があれば、どこかで手にとってみて下さい。

 

他にも購買心理やマーケティング関連の書評をしていますので、

そちらも併せて参考にしてみていただければと思います。

 

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それでは。

 

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